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制作:textscape

2013/12/20

tips036
研究屋

総合知識検索サービス・マングローブ

*カテゴリ 超能力・ヴァリエンティア


『「研究屋」という言葉について教えてください』(解決済み)

質問者 まよえる新人研究員


先日、職場の上司と話している時に、「研究屋」という単語が出てきたのですが、僕はその意味を知りませんでした。
その時は、なんとなく話を合わせて乗り切ったのですが、また「研究屋」の話題が出た時のためにも、是非、意味を知りたいです。

よろしく、お願いします。

質問日時 2025/12/20 10:22



『とりあえず、お答えします』(ベストアンサー)

回答者 不機嫌な研究者


まずはじめに「研究屋」という言葉が、正式な場で使われるような名称ではなく、蔑称であることをお伝えしておきます。
この言葉は、ある種の超能力研究者に対してつけられたもので、決して良い言葉ではありません。

迷える新人研究員さんは、研究屋という言葉を知らないとのことなので、きっと若い超能力研究者なのだろうと思います。
この言葉は、スターティングコールから数年後には使われるようになった言葉なので、貴方が知らないのも無理はないと思います。

とりあえず、研究屋の意味をお教えしますが、これは蔑称なので軽々しく使わない方が良いでしょう。

さて、少し前置きが長くなりましたが、研究屋がどんな超能力研究者にむけた言葉なのかと言うと──

ずばり、「被検者であるヴァリエンティアの生命や尊厳よりも、研究成果を求める研究者」のことです。

まよえる素人研究員さんも、研究職についているのでしょうから、超能力研究がもたらす権利と地位、名声については充分理解していると思います。

私も一人の超能力研究者なので、この分野で大きな成果を出したいと日夜努力を続けています。それは、私以外のほとんどの研究者も同じでしょう。

ですが、私達が研究対象としているのは人間です。その研究は慎重かつ繊細に行われなければなりません。功を急くあまり、対象となるヴァリエンティアの生命や尊厳を冒すような検証・実験を行うなど言語道断です。

しかし超能力研究者の中には、そんな傾向にある者達が少なからずいることも事実です。

例を挙げるならスタンリー・F・ハワード博士が有名です。
スタンリー博士は、自身が提唱した超能力発生原理を実証するために、14人のヴァリエンティアを実験で死に追いやったとして無期懲役の実刑判決を受けました。

また、スタンリー博士ほどではないにしてもヴァリエンティアの尊厳を冒すような研究や、研究成果が生み出す利権(お金)に執心している研究者などに対しても「研究屋」という言葉が使われます。

一部では、アンダーポイントを発見し、アレイク試験を考案したアレイク・R・ウォーカー博士に対して研究屋と呼ぶ人達がいるようです。
これは「研究屋」という言葉が、大きな成果をあげた研究者をそうではない研究者などが非難するときによく使われるからでしょう。同じように、大きな研究施設の所長などは、ほとんどが「あいつは研究屋だ」などと陰口をたたかれています。
まよえる素人研究員さんの職場でも、このような陰口として「研究屋」という単語が出たのだろうと思います。

何度も繰り返すようですが、「研究屋」という言葉は蔑称です。場合によっては、それを口にした貴方の品性が疑われてしまう可能性もあるので、充分に気をつけてください。
むしろ、使わないほうが賢明でしょう。

回答日時 2025/12/22 14:30



質問者からのコメント


不機嫌な研究者さま

丁寧な回答、ありがとうございます。
おかげでどういう言葉なのかよくわかりました。
そして教えていただいた通り、研究屋という言葉は使わないように気をつけます。


──総合知識検索サイト・マングローブより抜粋

作:昌和ロビンソン