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超能力を持つ学生たちの青春を描くWeb小説『プラスチャイルド』のSSや設定などを公開しています。
制作:textscape

2014/11/14

tips059
第2機動隊

 結波市には生徒会という学生(ヴァリエンティア)主導の組織がある。
 そして生徒会は運営規約(日米都市運営規約)の23項に基づき、学生を取り締まる権利を持っており、その執行を専門的に行う特別指定生徒の部署、『執行部』がある。

 現在、生徒会執行部に所属している学生はおよそ1000人、その1000人が『第1機動隊』『第2機動隊』『第3機動隊』……と100の部隊に編成されている。

 部隊名の『第1』『第2』という数字は、2027年から認可された順につけられており、数字が小さいほど活動歴が長い部隊ということになる。

 一番最初に認可された『第1機動隊』は、身体強化系能力者を中心とした部隊で、サイコキネシスやパイロキネシスといったキネシス系能力(遠隔操作系能力)を使う隊員は所属していない。

 これは違反者を取り締まる際に、隊員の特別指定生徒が能力を使用できるため慎重に隊員を選んだ結果だ。当時は、サイコキネシスやパイロキネシスのような能力よりも、身体強化系の方がコントロールがしやすい能力と思われていた。

 次に認可が降りた『第2機動隊』は、サイコキネシスやパイロキネシスといったキネシス系能力を持つ特別指定生徒を中心とした部隊編成だ。
 『第1機動隊』の実績とその任務内容の調査から、『第1』では対処が難しい、または対処不能な案件の存在が明らかとなり、ただちにキネシス系能力者部隊の編成に許可が降りたのだ。

 元々、『キネシス系能力者部隊』の案は生徒会を立ち上げる当初からあったらしく、その隊員編成も『第1機動隊』に認可がおりる前から決まっていた。
 しかし、身体強化系能力の方がコントロールが容易だろう、という理由から『第1』の方が先に認可された。もしも「身体強化系能力の方が~」という風潮がなければ、『第2機動隊』の名前は『第1機動隊』だったかもしれない。

 こうして発足した『第2機動隊』は、優秀な高レベル能力者が優先的に集められた部隊であったので、すぐに『第1機動隊』に勝るとも劣らない活躍を見せ、大きな実績を出した。
 『第1機動隊』の出動件数の多さとそれに伴う検挙率の高さから、その実績はわずかに及ばないものの、『第2機動隊』の評価は『第1』と同等となっている。


(中略)


 事実上、生徒会執行部は『第1機動隊』と『第2機動隊』の2つの超エリート能力者部隊を頂点に100の部隊があるという形になっている。

 そのため、執行部はキネシス系能力者が集まる『第2派』と身体強化系能力者とそれ以外の能力者が集まる『第1派』という2つの派閥がある……などの噂は後を絶たない。

 また、発足の経緯や隊員編成、ほぼ同等の評価などから「『第1機動隊』と『第2機動隊』は仲が悪い!」という噂話も聞こえてくるが……どうなのだろう?


 個人的には念動力や炎を操る『第2機動隊』が好き。
 いかにも超能力者という感じで純粋にかっこ良く、日本で最高レベルのキネシス系能力者が能力を使うところはインパクトが抜群ですから。

 あと『第2』に所属している日本最強のサイコキネシスト・星之宮マリカちゃんが本当にかわいい!
 ↑お前が『第2』を好きな本当の理由は、彼女なんだろ? と言われると……否定できないぜ。


──岸島元恭著『ヴァリエンティア雑話5 結波市編』より抜粋

作:昌和ロビンソン