2027年度からは第四次都市建設に移り、2030年度に大学生へと進学する学生たちのために、大学の建設ラッシュを迎えている。
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結波高度政令都市研究地区にある結波総合病院は、『病院』という重要な福祉施設であるため、第一次都市建設の時期に建てられた施設だ。
結波総合病院は2017年。国立国際超能力総合研究センター(通称:セントラル)の付属病院として設立した。許可病床数は1000床を超え、日本では2番目に大きな規模の医療センターだ(日本最大規模の医療センターは、北海道の高度政令都市に建設されている国立総合小児科センターになる)。
結波総合病院は、結波市高度政令都市で生活しているヴァリエンティアのための医療施設であることはもちろんのこと、周辺地区の住民や沖縄県民に対しても高度な医療サービスを提供する施設としても存在している。
また県のドクターヘリ事業との提携もしており、24時間体制で患者の受け入れを行っており、結波総合病院常駐の救命ヘリも2機配備している。
このように高度政令都市の施設が周辺地域に住む民間人へサービスを提供する形は、結波総合病院が創立2年目から行うようになり、その流れは図書館やビーチ、ショッピングモールといった他の施設へ広がっていき、結波市以外の高度政令都市も各施設のサービスを民間人に提供するようになった。
また、結波総合病院の特徴的なところは、アクアリウム社と提携したことにより、大手医療機器メーカーのアクアリウム・メディカルシステムズや医薬品製造メーカーのAWH(旧オーシャン製薬)のような、アクアリウム社が傘下に置いている医療関係のメーカーの製品を数多く導入、使用している。
さらに、事実上、アクアリウム社が運営している日本国際医科大学と、その付属病院から多くの有能な医師や看護師を招きいれたことで、日本でも有数の高度な医療サービスを提供している。
そのため県外はもとより、海外からも結波総合病院を訪れる患者は多い。
結波総合病院の施設の一部は、2030年に開校する結波医科大学の付属病院にすることが決定している。
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あまり知られていないが、結波高度政令都市は日米都市運営規約のもとに運営されている特別地域であるため、結波総合病院が高度救急救命センターに指定されるだけの設備を持っているにもかかわらず、同病院は救急救命センターに指定されていない。
その代わりに都市運営委員会により、特別指定救命センターへ
承認され、救急救命センターや災害拠点病院などと同等の役割を果たすことのできる医療施設となっている。
同病院は、学生地区に結波第二総合病院、アンダーポイント地区に結波第三総合病院という、ヴァリエンティアのみを対象とした2つの病院をグループの傘下に持っている。
──ACメディカル編集部著『正しい病院選び』より抜粋
作:昌和ロビンソン